研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、視覚的な運動から知覚される質感を規定する要因の特定と、それに伴う知覚法則を明らかにすることである。正方形の主観的輪郭を生じさせる誘導図形の垂直線分を、正方形の頂点を支点として振り子運動させ、その際の振幅と周期をそれぞれ時間的に変化させたところ、主観的な面の質感と関連する、かたさや粘性の判断が系統的に変化することが示された。この傾向と物性研究領域で示されているモデルとを比較し、動的な質感知覚は、素材の物理的特性と外力を含む応力との関連から説明できる可能性を示した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (7件)
Vision Research
巻: 109(B) ページ: 201-208
10.1016/j.visres.2014.11.019
PLoS ONE
巻: 8(10) 号: 10 ページ: e78621-e78621
10.1371/journal.pone.0078621