配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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研究成果の概要 |
量子スピン系の巨視的物理量についての研究を行った.量子系は,非可換代数で与えられるため,一般に物理量は非可換であり,巨視的物理量についてもそうなのであるが,巨視的物理量については真に可換な物理量で近似することが可能である.この定理の証明のカギとなるのは,平均エントロピーの性質の一つである量子シャノンマクミランの定理である.この定理自体はすでに知られていたが,本研究ではこれに新しい簡潔な証明を与えた.同時に,量子スピン系におけるこの定理を一般のAFC^*系に拡張した.さらに,(巨視的物理量の一種である)ハミルトニアンの基底状態の分類について研究を行った.
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