研究課題
若手研究(B)
沈み込み帯の地震活動は沈み込んだプレートの温度構造に影響を受ける。日本海溝や南海トラフの海側では、プレート年代から予想されるよりも高い熱流量が観測されている。本研究課題では、熱流量とプレートの温度構造との関連を調べるために、透水層内の水循環を考慮した一連の数値計算を行った。日本海溝の高熱流量は、地震学的情報を元に「透水層が海溝軸に向かって厚くなる」と考えることで説明できる。南海トラフの室戸沖から熊野沖にかけて熱流量が低くなることは、トラフ底の付近の水平方向の水循環で説明することが出来る。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 2件)
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