研究課題/領域番号 |
25820229
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水工学
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
寺田 一美 東海大学, 工学部, 准教授 (30547998)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | マングローブ / サンゴ / 海草藻場 / 生息調査 / 栄養塩 / 流動 / マイクロプラスチック / 地下水 / 土地利用 / 人口変化 / 多年度データ / サンゴ被度 / 白化 / 衛星画像 / 水質 / 潮汐変動 / サンゴ礁 / 海草 / 生息分布マップ / 流量 / 物質循環 / 濁度 / 生息分布調査 / 亜熱帯沿岸域調査 / 沿岸生態系 |
研究成果の概要 |
沖縄県石垣島におけるマングローブ、海草藻場、サンゴ礁生態系の持続的活用を目指し、島内の開発状況と自然生態系モニタリング、沿岸水質変動、土砂や窒素等の輸送量を定量化し、その経年変化と石垣島を取り巻く環境変動把握を目的とした。2013年の新石垣空港開港後、入域旅客数は約1.7倍へ増加し、建築用地は石垣港のある島南部で増加した。サンゴ、海草藻場の定期モニタリング結果からは2016年の大規模なサンゴ白化状況ならびに、その後の回復状況を明らかにすることができた。また沿岸水質の潮汐変動を定量化し、マングローブ林から海草藻場、サンゴ礁へと供給される栄養塩の挙動の一端を把握することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サンゴ、海草の生息分布は環境省を始め国内外で定期的に行われているものの、本調査のように細かいメッシュで季節ごとに調査した事例は少なく、地元観光業者への情報提供ならびにサンゴ、海草の生態理解の一助となったと考えられる。またマングローブ河川の水質挙動、物質輸送量の一端が明らかになったが、陸域からの土砂、窒素、リン等の流出負荷量を把握することは隣接する海草藻場、サンゴ礁の保護へと繋がるものと考えられる。また本調査により初めて吹通川マングローブ林内にもマイクロプラスチックが存在することが確認され、世界的に問題となっているプラスチック汚染の一端を明らかにすることができた。
|