研究課題
若手研究(B)
「コシヒカリ」(日本型普通品種)と「タカナリ」(インド型多収品種)の正逆染色体断片置換系統群を用いて、根系からの窒素吸収量と乾物生産量を評価し、高吸収および高生産性に関わる量的形質遺伝子座を検討した。その結果、コシヒカリ背景において、窒素吸収量と乾物生産量では第11染色体短腕側が候補領域と考えらえた。一方、候補領域を狭めた系統群では、これらの形質に差が認められなかったことから、窒素吸収量と乾物生産量には複数の遺伝子座が関与する可能性が推察された。