研究課題
若手研究(B)
一次繊毛は、細胞外のシグナルを受容するアンテナとして機能し、その構造・機能異常が多くの疾患を惹起する。細胞が細胞周期を脱してG0期に移行すると一次繊毛は形成され、細胞周期に戻ると消失するが、一次繊毛の形成・消失を制御する分子メカニズムについては不明な点が多く残されている。本研究において、我々は一次繊毛形成に重要な役割を担う中心小体タンパク質群であるCP110、Kif24が結合する新規タンパク質Talpid3を同定した。我々は、Talpid3と繊毛性疾患原因タンパク質Cep290が、繊毛小胞形成を制御することにより、一次繊毛形成の初期段階に寄与することを示した。
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Journal of Cell Biology
巻: 204 号: 2 ページ: 215-229
10.1083/jcb.201304153
http://bsw3.naist.jp/itoh/?cate=244&id=458