研究課題
若手研究(B)
エピジェネティクスの異常による遺伝子発現の制御破綻はがん化に密接に関与すると考えられてきた。本研究では成熟型悪性リンパ腫で変異が報告されたヒストン修飾を制御する因子Ezh2及びMEF2Bを解析した。変異型Ezh2はヒストンH3K27のトリメチル化を亢進したが、胚性中心B細胞へ発現してもリンパ腫の傾向を示さなかった。MEF2Bにおいてもリンパ腫の傾向を示さなかった。一方、リンパ腫で高発現が見られるc-Mycはリンパ腫を直接誘導できることを見出した。これらの結果から変異型エピジェネィクス因子はリンパ腫の直接的なドライバー因子ではなく、リンパ腫形成に間接的に寄与する可能性が示唆された。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) 備考 (2件)
Cancer Sci
巻: 105 号: 7 ページ: 779-787
10.1111/cas.12427
Cancer Res
巻: 74 号: 22 ページ: 6531-6541
10.1158/0008-5472.can-14-0914
血液内科
巻: 69 ページ: 595-601
40020262491
Nat Commun
巻: 5 号: 1 ページ: 3368-3368
10.1038/ncomms4368
Stem Cells
巻: 31 号: 4 ページ: 627-640
10.1002/stem.1328
The Journal of Biological Chemistry
巻: 288巻 号: 19 ページ: 13269-13277
10.1074/jbc.m112.402560
巻: (in press) 号: 7 ページ: 880-888
10.1111/cas.12163
http://genereg.jp/index.html