研究課題
若手研究(B)
CXCL14-KOマウスでは、肥満で誘導される脂肪組織の慢性炎症が緩和される。本研究では、CXCL14の作用を解明することにより、その炎症惹起の仕組みを解明することを目標とする。本研究では、CXCL14がTLR9リガンドであるCpG DNAと特異的に結合し、共役因子として働いていることを明らかとした。CXCL14/CpG DNA複合体は樹状細胞やマクロファージへ効率的に取り込まれ、Th1型の炎症性サイトカインの産生を非常に強く増強した。これらの結果は、CXCL14が、新しい形での自然免疫系活性化を担っていることを示している。
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