研究成果の概要 |
巨大子宮筋腫症例に対してエストロゲン受容体(ER)イメージングPET製剤であるFESを急速静注しダイナミック撮像を行い病変部の時間放射能曲線を求め、腹部大動脈から得た入力関数を用いてコンパートメント解析を行った。各速度定数(K1, k2, k3, k4)、k3/k4(Binding potential)および分布容積(VT)を算出し60分後の静態画像のSUV値と比較した結果、Binding potentialおよびVTがSUV値と有意な相関を示した。以上より、エストロゲン依存性腫瘍においてPET動態解析が可能であること、およびこれまでの臨床研究で用いてきたSUV値の妥当性が証明された。
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