研究成果の概要 |
二量体発現解析方法であるPLA法を用いた基礎的な検討において、HER2-2 dimer発現が乳癌細胞株のtrastuzumab感受性の相関について検討した。HER2陽性乳癌細胞株において、trastuzumab感受性細胞株は耐性細胞株と比較し高いHER2-2 dimer発現を認めた(sensitive vs. resistant, 65 vs. 15, p<0.01).trastuzumabを含む術前化学療法が施行されたHER2陽性乳癌において、HER2-2 dimer高発現症例では高いpCR率を認めた(high vs. low, 70% vs. 18%, p=0.006).
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