研究課題
若手研究(B)
子宮内膜症では、明細胞癌の合併が多い。RNA編集機能を持つ Adenosine deaminase acting on RNA1 (ADAR1) は炎症の刺激により発現が誘導される。子宮内膜症細胞および明細胞癌細胞において、ADAR1の発現が亢進していることを明らかにした。ADAR1の発現ベクターを作製し、マウス胎児線維芽細胞(Mouse Embryonic Fibrobast: MEF)に導入した。その結果、1) ARIID1A、c-myc に体細胞突然変異が導入されること、2) これらの細胞において、DNA二本鎖節端の指標になる γ-H2AX の発現が亢進していることを明らかにした。