研究課題/領域番号 |
25862238
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
岩井 弓香理 (小松 弓香理) 高知県立大学, 看護学部, 助教 (40633772)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Mastery / 家族 / 脳血管障害 / 看護介入 / ガイドライン / Matery |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、脳血管障害の発症により何らかの後遺症をもつ人の家族がストレスフルな出来事に適応し成長に至るまでの過程を家族のMasteryと捉え、家族がそれを獲得するための看護介入ガイドラインを作成することである。 脳血管障害による後遺症をもつ人とその家族への看護実践経験をもつ訪問看護師を対象に面接調査を実施し、家族のMastery獲得を支援する看護介入を抽出した。その結果、訪問看護師は、家族の介護に向かう覚悟を信じて支えることを基盤としながら、家族が脳血管障害の発症によって変化した現実を受け入れ、家族としてのあり方を変えていけるように支援していた。それをもとに、看護介入ガイドラインを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳血管障害による後遺症をもつ人の家族のMastery獲得を支える看護介入ガイドラインを作成することは、家族が抱えるストレスフルな出来事への適応を促進する看護支援を行う上で有用である。また、看護実践する看護師をはじめ、多職種に対して教育を行う上でも、脳血管障害による後遺症をもつ人の家族のMasteryの視点から対象者の理解の深化を促進する一助となるであろう。さらに、家族集団をMasteryという概念で捉え、家族員の脳血管障害発症という出来事を経験した家族全体を対象に必要な看護介入を明らかにしたことは、家族看護学分野に寄与する新しい視点であると考える。
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