研究課題/領域番号 |
25870538
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 東北大学 (2014) 熊本大学 (2013) |
研究代表者 |
俵山 寛司 東北大学, 生命科学研究科, 教育研究支援者 (20402414)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 海馬 / 神経新生 / ドラキシン / 軸索ガイダンス因子 / 神経栄養因子 / 軸索ガイダンス分子 / draxin / Draxin |
研究成果の概要 |
海馬は記憶や空間認知を司る重要な脳組織であるが、歯状回顆粒細胞がこれらの高次脳機能を担っている。以前我々は、軸索ガイダンス分子であるドラキシンを同定し、海馬形成に必須であることを明らかにした。ドラキシン遺伝子破壊マウスでは、死細胞が増加するとともに海馬が萎縮し、海馬機能にも異常をきたす。今回我々は、海馬神経新生におけるドラキシンの役割について解明を試み、以下の結論を得た。(1)ドラキシンはその受容体であるDCCを介し、新生神経細胞の分化の過程で起こり得る細胞死を抑制する、(2)強力な分化誘導能を有するWntの活性を減弱し、神経細胞の分化が適切な速度で進行するよう調節する。
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