研究課題
若手研究(B)
自己免疫疾患の治療として、全身的な免疫抑制状態に陥らせることなく免疫抑制を誘導する手法として、ES細胞から樹状細胞 (ES-DC)を分化誘導し利用する方法を検討した。ES-DCを1型糖尿病モデルマウスのNODマウスに投与したところ、糖尿病発症の抑制が確認され、脾臓中のTh1細胞の割合が低下した。また、実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)モデルによる検討では、ES-DC治療群において、脊髄浸潤細胞におけるTh1細胞数の減少が認められた。一方で、ES-DCを投与したマウスの外来抗原に対する免疫応答は維持されていたことから、ES-DCは自己免疫疾患に対する有望な治療法になりえる可能性が示された。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件)
PLoS One
巻: 9 号: 12 ページ: e115198-e115198
10.1371/journal.pone.0115198