研究課題/領域番号 |
26000004
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
数物系科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
森 俊則 東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 教授 (90220011)
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研究分担者 |
大谷 航 東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 准教授 (30311335)
三原 智 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (80292837)
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研究期間 (年度) |
2014 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
552,630千円 (直接経費: 425,100千円、間接経費: 127,530千円)
2018年度: 85,540千円 (直接経費: 65,800千円、間接経費: 19,740千円)
2017年度: 96,720千円 (直接経費: 74,400千円、間接経費: 22,320千円)
2016年度: 97,240千円 (直接経費: 74,800千円、間接経費: 22,440千円)
2015年度: 140,920千円 (直接経費: 108,400千円、間接経費: 32,520千円)
2014年度: 132,210千円 (直接経費: 101,700千円、間接経費: 30,510千円)
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キーワード | ミュー粒子 / 荷電レプトンフレーバー物理 / 大統一理論 / 超対称性 / 大強度陽子加速器 / 液体キセノン / 国際研究者交流 / ポールシェラー研究所(PSI) / スイス : イタリア : 米国 : ロシア / PSI / 加速器 |
研究成果の概要 |
我々の宇宙は、138億年前にミクロの宇宙が爆発的に膨張して生まれた(ビッグバン)。本研究は、その爆発的な膨張の鍵となる大統一理論を検証しようとするものである。国際研究チームを率い、スイスにある世界最強度のミュー粒子ビームを使って、大統一理論の証拠となるミュー粒子の稀崩壊を探索した。その結果、その崩壊が約2兆回に1回以下でしか起こらないことがわかり、大統一理論の枠組みについて厳しい制限を与えることができた。また、さらに改良して10倍感度をあげた実験装置を実現した。これによって今後4~5年のうちに大統一理論の証拠をとらえられるとの期待が高まっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙がどうしてビッグバンから始まったのか、その謎を解く鍵となる大統一理論を検証することは、未だ知られていない物理法則の探究と宇宙論の発展に直接つながると共に、人類を産んだ宇宙の起源に迫ることになり、その文化的意義も高いと考えられる。また、究極感度の実験を実現するために新しく開発した粒子測定技術は、暗黒物質探索などの宇宙物理研究や放射線を使ったPETなどの医療診断装置などへの応用が検討されている。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A-
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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