研究課題
基盤研究(A)
対流圏オゾンの起源や挙動を解明するため、オゾンの三酸素同位体組成定量システムを開発した。これはオゾンと亜硝酸を選択的に反応させて硝酸化し、その三酸素同位体組成を測定した上で、亜硝酸由来の酸素の寄与を補正して求めるものである。予定通り分析法を確立し、平成28年10月から翌年2月まで、新潟と名古屋の2地点で連続観測を実施した。名古屋で観測されたオゾンの三酸素同位体組成(両端平均)は、新潟で観測されたものより、有意に高かった。名古屋のオゾンは、主に対流圏のバックグランドレベルのオゾンが占めていたのに対して、新潟では対流圏内、特に地表付近で生成したオゾンの寄与が大きいことを反映している可能性がある。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 1件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 3件、 招待講演 3件)
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