研究課題/領域番号 |
26284117
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
中野 智世 成城大学, 文芸学部, 准教授 (90454470)
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研究分担者 |
渡邊 千秋 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (00292459)
勝田 俊輔 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (00313180)
村上 信一郎 神戸市外国語大学, 外国語研究所, 名誉教授 (10305675)
長井 伸仁 上智大学, 文学部, 教授 (10322190)
前田 更子 明治大学, 政治経済学部, 専任准教授 (30453963)
深沢 克己 京都産業大学, 文化学部, 教授 (60199156)
寺戸 淳子 専修大学, 文学部, 兼任講師 (80311249)
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連携研究者 |
水島 治郎 千葉大学, 法経学部, 教授 (30309413)
加藤 久子 國學院大學, 研究開発推進機構, 研究員 (10646285)
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研究協力者 |
桜井 健吾
尾崎 修治
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2014年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 西洋史 / 宗教 / キリスト教 / 近代ヨーロッパ / 社会史 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、近代ヨーロッパ社会の形成・変容過程における宗教の役割を、特にカトリシズムに着目して歴史的に検討することにあった。分析の結果、明らかになった点は以下のとおりである。 (1) 生活習慣や儀礼、文化を通じて継承されるカトリシズムは、世俗化の進む19世紀以降のヨーロッパにおいても、一定の社会的影響力を保持していた。 (2) 時代と地域によって偏差はあるものの、カトリシズムの影響力は、教育、労働、政治、福祉など、幅広い領域に及んでいる。(3)カトリシズムは、近代社会の諸原理に反発しながらも、部分的にはその論理を受け入れ、近代ヨーロッパ社会の形成をともに担ったといえる。
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