研究課題/領域番号 |
26290068
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ゲノム医科学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
栗崎 晃 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 創薬基盤研究部門, 上級主任研究員 (60346616)
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研究分担者 |
高田 仁実 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 創薬基盤研究部門, 研究員 (80641068)
石嶺 久子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 幹細胞工学研究センター, 研究員 (90736737)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2016年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2015年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2014年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 幹細胞 / 分化 / 細胞 / 遺伝子 / 転写因子 / 肺 / 再生 / タンパク / 疾患 / 移植・再生医療 / 再生医学 / 発生・分化 / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
近年iPS細胞を始めとする多能性幹細胞を用いた細胞分化技術は、難病の原因究明、創薬応用、再生医療への応用を目指した研究開発に盛んに利用されている。本研究では、呼吸器組織にのみに分化する肺の前駆細胞を、成体の細胞から作製する新たな分化方法を開発している。発生期の肺組織で発現する因子の中から肺前駆細胞を分化させる効果のある因子を特定し、肺前駆細胞マーカーの発現を誘導することを確認した。さらにその前駆細胞様細胞を分化誘導するといくつかの肺上皮細胞の分化マーカーが上昇することを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺気腫や慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患は、咳や喀痰、息切れなどで慢性呼吸不全を伴う難病である。本疾患には気管支拡張剤や去痰剤の対症療法が施されているが、現在のところ効果的な治療法は存在しない。本研究では肺組織のもととなる肺前駆細胞の新たな作製方法を開発しており、このような難病の新たな治療技術の開発に貢献することが期待される。
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