研究課題
基盤研究(B)
二形性酵母は環境ストレスに応じて酵母から糸状菌へと増殖様式を変換する。Candida albicansではRas1-MAPKシグナル伝達経路が菌糸転換に関与していることが報告されている。S japonicusでのRas1-MAPK経路の役割を明らかにするため、Ras1-MAPK経路の遺伝子破壊株を作成し、菌糸転換への影響を調べた。その結果、いずれのRas1-MAPK経路も菌糸転換には必要ではなかった。しかし、これら経路の上流にあるRas1は菌糸転換に必須であった。細胞極性の制御経路として知られるRas1-Cdc42経路が菌糸転換に必要であることを明らかにした。
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