研究課題/領域番号 |
26304015
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 国立研究開発法人森林総合研究所 |
研究代表者 |
黒川 紘子 国立研究開発法人森林総合研究所, 森林植生研究領域, 主任研究員 (70515733)
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研究分担者 |
中静 透 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (00281105)
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連携研究者 |
饗庭 正寛 東北大学, 大学院生命科学研究科, 助教 (80751990)
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研究協力者 |
マロッド ドクラック カセサート大学, 林学部, 准教授
アサノック ラムタイ マジョー大学, 農業森林学部, 講師
カチーナ パニーダ 東北大学, 大学院生命科学研究科, 大学院生
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2016年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2014年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 熱帯林 / 森林劣化 / 生態系機能 / 機能形質 / 撹乱応答 / 落葉分解 |
研究成果の概要 |
落葉分解は森林生態系の重要なプロセスであり、森林劣化に伴う群集の機能形質構造や物理環境の変化の影響を受けるとされる。タイの乾燥-湿潤傾度に沿った4森林タイプの調査では、森林劣化に伴い光環境や土壌水分含量は変化するものの、その変化は落葉分解に強く影響しないことが示唆された。形質構造に関しては、森林タイプによらず若い二次林でLMAが低く窒素が多い葉を持つ種が増えていたが、落葉分解はLMAや窒素の違いよりも古い成熟林と若い二次林で大きく変化しない二次代謝産物の違いに依存する場合が多かったことから、乾燥、湿潤の違いに関わらず、東南アジア熱帯林の森林劣化は必ずしも落葉分解を変化させない可能性がある。
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