研究課題/領域番号 |
26330022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理情報学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
林 俊介 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (20444482)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 最適化 / 均衡問題 / 交通計画 / アルゴリズム / 情報基礎 / 国際情報交換(台湾) |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,錐相補性問題や半無限計画問題といった複雑な構造をもつクラスの最適化問題に対して,より効率的なアルゴリズムを開発するとともに,それを交通計画学における諸問題に適用していくことにあった.前者の成果としては,二次錐制約をもつ凸半無限計画問題に対する陽的交換アルゴリズム,および二次錐計画問題に対する半無限計画問題への変換を基とした単体法的アルゴリズム等が挙げられる.また,後者に対する成果として,複数のボトルネックをもつ出発時刻選択問題に対する数理モデル化と均衡解析,および路線における落石対策工配置のための最適化モデリングなどが挙げられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
錐相補性問題や半無限計画問題といった問題に関する研究は主に数理工学系の研究者によって行われているため,実問題への応用が二の次となりがちであった.一方,交通計画学は土木工学の一分野として発展してきた歴史もあり,数理最適化の技法の活用が十分とは言えない側面があった.本研究では,特殊なクラスの最適化問題に対するアルゴリズム開発とその収束解析に関していくつか成果が得られたが,それだけでなく,交通計画や落石対策工設置問題といった現実問題に対する成果も得られた.現実世界を対象とする土木工学と,数理最適化の分野の橋渡しをするという意味でも,本課題で得られた研究成果は意義深いものであるといえる.
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