研究課題/領域番号 |
26330077
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
権藤 克彦 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (50262283)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ソフトウェア保守 / ソフトウェア追跡性 / 追跡子 / ハッシュ値 |
研究成果の概要 |
ソフトウェア開発では軽量かつ効果的な追跡性リンクの確保が重要である.しかし既存研究の多くは事後に情報検索技術を用いて精度が悪いという問題があった.事後アプローチとは異なり,本研究では新しい軽量な事前アプローチ(TCCと呼ぶ)を提案した.TCCは追跡子(グローバルID)として,Gitなどの分散版管理システムが用いるハッシュ値を使う.TCCはテキスト文字列のコピー&ペースト時に,コピー内容に自動的に追跡子を埋め込むため,利用者が明示的に追跡子を埋め込む必要はない.また,その際に参照先のデータをローカルリポジトリに格納するので,URLのリンク切れの際も保守時に参照先の内容を閲覧できる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会は多くの場面でソフトウェア技術に支えられているが,しばしばソフトウェア障害による数十億円規模の莫大な損害が出たり,場合によっては人命が危機にさらされる.本研究が提案した追跡性の技術は「ソフトウェアのある部分がなぜこうなっているのか」を辿りやすくし,ソフトウェアが正しいことを確認したり,誤りの発見を支援する技術である.莫大な損害や開発費の大幅な削減に貢献する.
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