研究課題/領域番号 |
26350308
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
関田 巖 筑波技術大学, 保健科学部, 教授 (40357322)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 視覚障害学生 / 論理回路実験 / シミュレーション / 視覚障害 / 2値論理回路 / 実験 / 関数ライブラリ / 重度視覚障害学生 / シミュレータ / フロントエンド / 論理素子 / マザーボード / IC / ピン / ジャンパー線 / 配線 / ソケット / 拡大表示 / リアルタイム性 / 論理回路 / カメラ合成 / FPGA / ブレッドボード / 映像取得 |
研究成果の概要 |
重度視覚障害学生が、情報技術の基本分野である論理回路を学修するために、設計した回路(独立変数10個程度の規模)を単独で検証できるシミュレーション環境を構築した。その中では、高級言語で簡便に行えるための関数ライブラリを開発した。また、既存の論理回路シミュレータをマウスを使わずに実行できるように、フロントエンドプログラムlciを共同開発し、物理的な論理実験キットに適用するための変数割り当て方法も示した。 その他、物理的な配線を補助する手段としては、実験キットにICをプリセットする方法と、出力結果の1/0をブザーの高低音で伝えられる装置を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視覚障害学生は、記述された文字を読んだり、マウスを操作することは困難であり、特に障害の重い学生(重度視覚障害学生)にとっては不可能である。 しかし、情報技術を学ぶ視覚障害学生は、視覚に障害があっても音声読み上げソフトを用いて、テキストファイルやエクセルファイル等の電子ファイルで書かれた教材を読み取り、論理回路の原理を理解し、状態遷移表から論理式を求めることはできるので、自分が設計した論理式で構成される論理回路を独自で動かして、検証することができないという課題が残されていた。 本研究では、重度視覚障害学生が単独で論理回路を設計し検証できるための環境を構築した。
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