研究課題/領域番号 |
26350439
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
澤口 学 早稲田大学, 理工学術院, その他(招聘研究員) (80558099)
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研究協力者 |
本村 拓人
泉 丙完
早野 さとこ
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日印中間のモノづくりの共通性と異質性 / 多様なイノベーション活動 / カイゼン活動(Kaizen) / 5S活動 / インドのジュガード思考 / 中国の微創新 / ,国際協調型モノづくり教育 / 日中印間のモノづくりの共通性と異質性 / 多様なイノベーションに関する調査 / 日本の改善活動(Kaizen) / 日本発祥の5S活動 / グラスルーツ・イノベーション(GRI) / ジュガード・イノベーション / 微創新 / 国際協調を可能にするモノづくり教育 / 日本のモノづくり / 機能的視点での5S動の理解 / 継続的な改善活動 / 日本式グラスルーツ・イノベーション / 新興国式グラスルーツ・イノベーション / 創造性教育 / 日本のモノづくり教育 / グラスルーツ・イノベーション / 創造性 / 日本のもづくり産業の改善力 |
研究成果の概要 |
一連の研究・調査結果から、日印中間のモノづくりに関する共通性や異質性が整理できました。主な共通性は、インドや中国の製造企業も改善活動の重要性を理解し、組織的で継続的な改善成果はイノベーションの一形態であると認識していることです。一方の異質性は、中小企業レベルでは、5S活動の存在すら知らないため、ローカルレベルでは品質という概念が欠落しているということです。従って、市井の人々の伝統的な即席解決法(インドのジュガード思考など)と5S活動を結び付けて、現地の中小企業の目線で品質維持の重要性を伝えることが、モノづくり教育の第一歩であるという結論に至りました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、新興国のユニークな問題解決法(インドのジュガード思考や中国IT系企業のスピード重視型改善の微創新)と日本の改善活動との比較分析によって、新興国の文化的背景まで考慮したモノづくり教育の在り方を示唆できたことが学術的成果と考える。その一方で、今後増加が期待される新興国との国際協調型の社会インフラ事業で、日本の改善活動が依然として強力なセールスポイントであり、"現地目線に基づいた効果的な現場力の強化”に大いに貢献できることを検証できたことが社会的意義と考える。
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