研究課題/領域番号 |
26350772
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
松坂 晃 茨城大学, 全学教育機構, 教授 (70190436)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 知的障害 / 運動スキル / 体育授業 / 学習内容 |
研究成果の概要 |
基礎的運動技能はその後の複雑な運動技能の基盤となり運動参加を左右する要因となる。定型発達児に比べて運動技能の発達に遅れがみられる知的障害児においては将来の運動不足や健康上の問題につながっていく。知的障害児の運動技能の縦断的変化および学習効果に関するデータを収集し,特別支援学校の体育学習内容を検討する基礎資料を得ることを目的とした。 小学部低学年での運動技能発達とともに,体力の充実した中学部や高等部段階で運動技能が向上する傾向や,小学部に限らず中学部段階において学習により運動技能が改善される傾向がみられることから,特別支援学校の中学部や高等部段階でも運動技能の習得に力を入れるべきと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
知的障害児の運動技能発達に関する縦断的追跡研究および学習効果に関する介入研究は国内外ともに極めて少ない。学校教育への介入の難しさに加えて,障害の原因や重さ,過去の運動経験,運動技能の初期水準,学習期間・回数,指導方法,運動技能の種類等の多岐にわたる要因について検討する必要があり,ほとんど取り組まれていない状況にあると思われる。 本研究では観察的動作評価法により運動技能を質的に評価することにより,基礎的運動技能の発達および学習効果について検討したものであり,多くの要因の一部に触れたに過ぎないが,特別支援学校の体育および保健体育の運動技能に関する学習内容を検討する端緒となることが期待される。
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