研究課題
基盤研究(C)
肥満症の発症に関してはイライラ食いなど精神的なストレスは重要な因子と考えられる。今回の研究ではストレスと肥満との関係について検討した。ストレスモデルとして、マウスへ高脂肪食を食べるストレスをかけない通常モデル群、マウスに一定時間足を寒冷水へつけるストレスの群を用いて解析した。マウスの足を一定時間寒冷水へつけるストレス群が有意に通常モデルに比較して過食と内臓脂肪量の増加所見を認めた。また血中インスリン値や中性脂肪値、視床下部NPYの上昇所見を認めた。これらの結果よりマウスに高脂肪食下でストレスを与えると視床下部NPYと関連して肥満や糖脂質の代謝異常を助長することが示唆された。
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