研究課題/領域番号 |
26370271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉国 浩哉 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50600186)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | アメリカ文学 / 比較文学 / ロマン主義 / 小説 / 個人主義 / ハーマン・メルヴィル / イマヌエル・カント / 美学 / 批評理論 / 物語 / メルヴィル / 米文学 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 / アメリカ |
研究成果の概要 |
本研究では、19世紀のアメリカ文学、とりわけアメリカン・ルネサンスとよばれている1850年前後の文学動向(ポー、エマソン、メルヴィル)を、ヨーロッパ大陸における思想史(とくにカントからロマン主義へといたるプロセス)との関連から読み解くことが試みられた。その際、これら異なる二つの伝統を結びつける焦点となったのは、「自由」という哲学概念と「小説」という文学ジャンルである。ヨーロッパに端を発するその両者を、アメリカ作家たちは後から「遅れて」受容したのだが、そのことによって彼らは後発者の立場からそれらに対して批判的に応答したということが、個々の作品分析を通じて明らかになった。
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