研究課題/領域番号 |
26370295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
原 英一 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (40106745)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 徒弟 / 小説 / 市民劇 / ロマンス / メロドラマ / Richardson / Dekker / ヴィクトリア朝小説 / カズオ・イシグロ / ベン・ジョンソン / 小説の起源 / メアリ・エリザベス・ブラッドン / ウィルキー・コリンズ / ジョージ・リロ / ディケンズ / カーニヴァル / レヴェルズ |
研究成果の概要 |
本研究は、17 世紀の「市民劇」と 18・19 世紀の「徒弟小説」との相関関係の分析により、Richardson等の 18 世紀小説とDickens等のヴィクトリア朝小説を全く新たな観点から捉え直すことを目的とした。Dekker、Middleton等の市民劇は、ギルド制中の徒弟を近代市民のメタファーに変容せしめた。メタファーとしての「徒弟」は Defoe等による小説ジャンル創造を経て、19 世紀へと受け継がれる。本研究は市民的ロマンス劇が、メロドラマを通じて、小説ジャンルに受け継がれていることを明らかにして、18・19 世紀イギリス小説に「徒弟小説」という新たな位置づけを与えた。
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