研究課題/領域番号 |
26370558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小野 尚之 東北大学, 国際文化研究科, 教授 (50214185)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | Nominalization / Lexical semantics / Event structure / 名詞 / 事象 / 語彙意味論 / 多義性 / 事象構造 / 動作主名詞 / 動作主 |
研究成果の概要 |
本研究は、生成語彙意味論の枠組みを用いて英語と日本語の名詞の事象構造を分析し、意味の共合成やタイプ強制という観点から説明することを目的とする。名詞は一般に個体名詞と事象名詞に分けられるが、本研究では、個体を表す名詞も事象を含意することに着目し、その事象性の含意が項の選択や軽動詞構文、さらに動作主名詞の形成において意味の合成プロセスに関わることを、日英語のデータを用いた比較分析によって明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
名詞には「もの」を表すものと「こと」を表すものがある。しかし、一見「もの」を表すものでもその意味として「こと」を含意するものがある。例えば、「読者」は、「もの」(人)を表すが、同時に「読む」という行為(こと)も意味に含んでいる。「飲み物」も「もの」でありながら行為(こと)を含意している。このような名詞は、様々な環境において「もの」と「こと」の性質をもつ。このような性質を意味理論を用いて明らかにすることで、人間が意味を理解するしくみの一端を明らかにすることがこの研究の狙いである。また、同様の現象は、日本語だけでなく英語にも見られるので、日本語と英語を比較することでその異同を明らかにした。
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