研究課題
基盤研究(C)
動態的法認識論を基礎としつつ、「財」と「担保」をめぐる基本概念および法制度に関するフランス法圏(フランス法、ベルギー法、ケベック法)の動向を比較検討しながら研究を進めた。その結果、財およびその活用の多様化が進行する現代取引社会においては、多様な「財」によってもたらされる「効用」の分配を秩序化することが求められているという点が解明できた。さらに、ベルギー法およびケベック法は、フランス法圏でありながら、コモン・ローや統一法(UNCITRALなど)の影響を受けて、独自の担保法制を展開している点が、今後のわが国の財産法制のあり方にとり、多くの比較法的示唆を提供するものであることが明らかとなった。
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すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件) 図書 (5件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
法学研究
巻: 88巻1号 ページ: 29-56
NBL
巻: 1030 ページ: 10-15
比較法研究
巻: 76 ページ: 123-131