研究課題/領域番号 |
26380227
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所 |
研究代表者 |
牧野 久美子 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 研究企画部, 海外研究員 (30450505)
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研究協力者 |
楠原 彰
斉藤 龍一郎
下垣 桂二
立岩 真也
津山 直子
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 南アフリカ / 日本 / 反アパルトヘイト / 国際連帯 / 市民運動 / トランスナショナル社会運動 / アーカイブズ / 国際情報交換 / 社会運動 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本で 1960 年代から 90 年代にかけて展開した反アパルトヘイト国際連帯運動について、文献調査や聞き取り調査を通じて、(1)日本の運動と南部アフリカの解放運動組織や他国の反アパルトヘイト運動との関係、(2)日本国内の反アパルトヘイト運動のネットワークの形成、(3)「名誉白人」という言葉に象徴される日本とアパルトヘイトとの関わりを焦点化した運動言説の特徴、などを明らかにすることができた。また、本プロジェクトの過程で日本反アパルトヘイト委員会の関係者から立教大学共生社会研究センターへの運動資料の寄贈が実現し、同資料群は「反アパルトヘイト運動関連資料」として公開された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界各地で展開した反アパルトヘイト運動は、社会正義の実現を求めて人々が国境を越えて連帯する「トランスナショナルな社会運動」の先駆的事例であった。近年、関連研究が蓄積されてきているが、研究対象は欧米諸国の反アパルトヘイト運動に偏ってきた。本研究は、日本の事例研究を通じてその偏りを是正し、グローバルな反アパルトヘイト運動のネットワークや多様性の理解の深化に貢献することができた。また、反アパルトヘイト運動のアーカイブズ構築が世界各地で進められている状況を踏まえ、日本の反アパルトヘイト運動のアーカイブズの保存・公開を、運動関係者および立教大学共生社会研究センターの協力を得て実現した。
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