研究課題/領域番号 |
26400020
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代数学
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
中島 匠一 学習院大学, 理学部, 教授 (90172311)
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研究協力者 |
谷口 哲也
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 円分体 / 類数 / 円分体の類数 |
研究成果の概要 |
円分体の類数(特に、そのマイナスパート)は整数論において重要な研究対象であるが、従来は素数分体についての計算が主眼となっていた。本研究では、その計算を素数ベキ分体にまで拡大し、類数のマイナスパートの性質を研究した。そして、素数ベキ分体の類数については、そのニューパート(=ベキを上げるときに新しく登場する部分)達が互いに素なのではないか?という予測が(市村文男氏により)なされていて、その予測の検証が本研究の主たる目標となった。 本研究での大規模な数値計算の結果、上記の予測は「ほとんど」成り立ちそうだが、一部の例外がある、という状況を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フェルマーの最終定理への応用があることからも分かるように、円分体の類数は、代数的整数論において非常に重要な役割を果たす数である。しかし、従来の類数の計算においては、素数分体の場合が主眼であったし、類数の素因数について考察されることも少なかった。本研究では、素数ベキ分体の場合に研さん範囲を広げ、類数の素因子について新しい仮説の検証を行った。これは、類数の素因子、というテーマについて新しい局面を切り開くものである。
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