研究課題/領域番号 |
26420285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
所 哲郎 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (10155525)
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研究協力者 |
長尾 雅行
岩瀬 裕之
平岩 祐太
三輪 昌徳
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | シリコーンゴム / 撥水性 / 劣化診断 / ポリマーがいし / 表面自由エネルギー / 接触角 / スプレー法 / ダイナミックドロップテスト / がいし / 望遠計測 / 動的接触角 / 表面粗さ / 温度依存性 / CIGRE / DDT / 非破壊計測 / 表面物性 |
研究成果の概要 |
シリコーンゴムなどの高分子材料の劣化診断技術として、接触角などの撥水性計測が検討されている。本研究では非接触で接触角を測定する手法を開発し、試料面の撥水状態を定量化する手法を検討した。特に試料表面温度や表面粗さなどの影響を定量化すれば、より正確な材料劣化診断が可能であることを示した。 研究成果は学会発表や電気学会技術報告にまとめ、国際的な撥水性評価方法開発やコンクリート材料の劣化診断へと展開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
撥水性は液体と固体の表面自由エネルギーの関係性の発現であり、電力設備からナノテクノロジーまで表面物性を用いた材料劣化診断や物性活用の鍵となる計測指標である。主に水滴の固体面への接触角で評価されている。この撥水性を計測機器を試料面に非接触で計測可能とすることで、各種物性値との同時計測が可能となり、材料劣化診断技術の革新に貢献できた。 特に大震災後には電力設備の耐震性等の観点から本研究の重要性が注目され、研究期間にまとめた2つの技術報告が共に電気学会から賞を得ている。更には新しい撥水性維持能力計測技術の国際的な検討や社会基盤材料であるコンクリートの劣化診断への研究成果の応用が現在進みつつある。
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