色彩によるドライバーの心理的効果を利用した地区交通安全対策に関する研究

• 研究課題/領域番号: 26420518
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 土木計画学・交通工学
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 橋本 成仁 岡山大学, 環境生命科学研究科, 准教授 (80291318)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 交通安全 / 生活道路 / 道路のカラー化 / 自動車速度抑制 / カラー舗装

研究成果の概要

本研究は、生活道路における交通安全対策として、自動車の走行速度を低減させることが最も有効であると考え、自動車の走行速度を低減させる手法として、街路空間のカラー化に着目した。国内で道路のカラー化によく用いられる色を対象に色に関する検討を行った結果、路側帯のカラー化による自動車の速度抑制効果は（黄＝ベンガラ）＞緑＞青の順に効果が高いことが明らかとなった。
また、同じ色を用いた場合、カラーの塗り幅が広いほど、速度抑制効果が高く、同じ塗り幅であれば、路側側よりも車道側をカラー化することが効果的だということが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] RR間隔を用いた生活道路内走行時のドライバーのストレス反応に関する研究 (2016)
  • 著者名/発表者名: 橋本成仁・海野遥香
  • 雑誌名: 都市計画論文集 巻: 51 ページ: 1226-1233
  • NAID: 130005432655
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 生活道路のカラー舗装の導入に対する地域住民の賛同意識に関する研究 (2016)
  • 著者名/発表者名: 橋本成仁・西浦哲哉
  • 雑誌名: 土木学会論文集D3 (土木計画学) 巻: 33
  • NAID: 130005435611
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 速度抑制効果に着目した道路のカラー舗装に関する研究 (2015)
  • 著者名/発表者名: 橋本成仁，西浦哲哉，三村泰広
  • 雑誌名: 都市計画論文集 巻: 50 ページ: 715-722
  • NAID: 130005107731
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [学会発表] Evaluation of Colored Pavement on Residential Streets (2017)
  • 著者名/発表者名: Tetsuya Nishiura , Seiji HASHIMOTO
  • 学会等名: The International Conference on Engineering and Applied Sciences
  • 発表場所: Singapore
  • 年月日: 2017-02-23
  • 国際学会
• [学会発表] 自治体による生活道路のカラー舗装の整備実態に関する考察 (2016)
  • 著者名/発表者名: 西浦哲哉・橋本成仁
  • 学会等名: 土木計画学研究発表会
  • 発表場所: 長崎大学
  • 年月日: 2016-11-06
• [学会発表] 生活道路走行時の歩行者視認によるドライバーのストレス反応に関する考察 (2016)
  • 著者名/発表者名: 海野春香・橋本成仁
  • 学会等名: 土木計画学研究発表会
  • 発表場所: 長崎大学
  • 年月日: 2016-11-06