研究課題/領域番号 |
26430096
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
田中 聖一 福岡大学, 公私立大学の部局等, 教授 (30264344)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ヘルペスウイルス / 潜伏感染 / アルツハイマー病 / マウスモデル / βアミロイド / 認知機能試験 / Y字迷路 / オーエスキー病 / 老化促進モデルマウス / SAMP10 / APPマウス / SAMP8 / アミロイドβ |
研究成果の概要 |
アルツハイマー病とヘルペスウイルス感染の関連を研究するために豚ヘルペスウイルス(オーエスキー病ウイルス)潜伏感染マウスモデルにPS2とTG2576を交配させたダブルトランスジェニックマウス、老化促進モデルマウス(SAM)、理化学研究所脳科学総合研究センターから導入したAPP<NL-G-F>マウスを用いて検討したところ、いずれも病態モデルに使用可能であった。脳内βアミロイド、認知機能試験など結果には微妙な違いが見られたが、目的に合わせて系統を選択することにより実験が可能であることがわかった。現在、潜伏ウイルス再活性化を抑制する仕組みを開発中であり、今回確立した動物実験系を用いて評価を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々なマウス実験モデルを用いることによって、潜伏感染したヘルペスウイルスの再活性化の抑制によりアルツハイマー病態も抑制できることが確認された。日本人の多くはなんらかのヘルペスウイルス感染を受けており、これらの再活性化を抑制することができれば、ヘルペスの再帰感染だけでなくアルツハイマー病の発症も抑制できる可能性が見出された。現在開発中の仕組みによってヘルペスウイルスの再活性化抑制が可能となれば、今後の医療に多大な貢献ができるものと期待している。
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