研究課題/領域番号 |
26440230
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
北出 理 茨城大学, 理学部, 教授 (80302321)
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研究協力者 |
矢吹 健太
竹内 智勇
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 社会性 / シロアリ / 遺伝的カスト決定 / 攻撃行動 / 進化 / 利己的個体 / 単為生殖 / コロニー融合 / ソルジャー / 利他性 / 初期コロニー / コロニー間相互作用 / 攻撃 |
研究成果の概要 |
本研究では、初期コロニーを祖先シロアリのコロニーのモデルとして用い、シロアリの社会性進化を促した要因を解析した。初期コロニーのカスト構成やコロニーサイズ、利己的遺伝子型個体の比率を操作し、その挙動を調べた。単為生殖コロニーの単独および競争環境下での適応度成分との調査から、生殖虫に分化しやすい利己的個体は、王や女王と闘争しコロニーの適応度を下げることが示された。遺伝的カスト決定システムが利己的個体の生産を抑制していると考えられる。競争環境下でコロニーサイズとソルジャーの存在はともに初期コロニーの適応度を大きく上げた。また、コロニー融合の頻度に血縁関係が影響する事が示された。
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