研究課題
基盤研究(C)
野外のクズ群落におけるマルカメムシ卵の寄生蜂マルカメクロタマゴバチの野外活動の実態を明らかにするために、野外での寄生率と活動の調査と室内実験を実施した。その結果、マルカメムシの卵は午前11時~午後2時に産み付けられること、午後4時~7時にその新しく産み付けられた卵にマルカメクロタマゴバチが到達すること、寄生蜂の寄生活動は日没後に主に行われることがわかった。室内研究では、寄生蜂の産卵効率は寄主卵の部位、日齢、他個体の存在により大きな影響をうけることがわかった。さらに、羽化後1日目の寄生蜂では、空腹の蜂が満腹の蜂よりより多くの卵に寄生し、餌がある場合とない場合との繁殖戦略の違いが明らかになった。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 4件、 招待講演 1件)
Environmental Entomology
巻: 印刷中 号: 3 ページ: 487-493
10.1093/ee/nvx060