研究課題
基盤研究(C)
胎齢18日目から21日齢にラットの甲状腺ホルモン分泌を抑制したときに、MHCの各タイプのmRNA発現量にどのような影響をおよぼすかを明らかにした。妊娠18日目から雌ラットにPTU(15ppm)を溶解した水道水を給与し、対照区には水道水のみを給与した。21日齢の産仔から腓腹筋を採取し、MHCのmRNA発現量を測定した。embryo型およびneonatal型の発現量は、甲状腺ホルモン分泌を抑制した産仔のほうが高かった。一方、adultタイプのMHCの各タイプの発現量は、いずれも甲状腺ホルモン分泌を抑制した産仔のほうが低かった。産仔の甲状腺ホルモン分泌が抑制されたことで筋形成も遅延したと考えられる。