研究課題/領域番号 |
26460346
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 昭和大学 (2015-2018) 城西大学 (2014) |
研究代表者 |
野部 浩司 昭和大学, 薬学部, 教授 (30276612)
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研究分担者 |
竹之内 康広 川崎医科大学, 医学部, 助教 (30582233)
加園 恵三 城西大学, 薬学部, 教授 (90177387)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 糖尿病 / 高血圧症 / インスリン / 血管平滑筋 / 血管内皮細胞 / rho A / 血圧 / アドレナリン受容体 |
研究成果の概要 |
インスリンは唯一の血糖降下ホルモンであり、糖尿病における血糖コントロールに重要な役割を果たしている。このインスリン治療開始時に血圧上昇が起こる可能性が指摘されているが、その詳細については明らかとなっていない。本研究では、モデルマウスを用いてインスリン投与による血圧上昇現象を確認し、その反応が糖尿病病態下のみにおいて引き起こされることを見出した。さらにそのメカニズムについて検討を行い、末梢血管における血管平滑筋の過収縮が原因となっており、そこに細胞内の rho kinase 経路の活性化が関与する事を明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、糖尿病治療で汎用されているインスリン治療が、患者の血圧を上昇させる可能性について着目しており、そのメカニズムを解明することにより、インスリン導入時の血圧上昇リスクを軽減することに貢献すると考えられる。特に糖尿病患者には高血圧症を併発している場合が多く、今後の高齢化社会においてその学術的価値は高まると予想される。
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