研究課題/領域番号 |
26460452
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
武島 幸男 広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 教授 (70236462)
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研究協力者 |
Amatya V. Jeet 広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 講師 (90403625)
櫛谷 桂 広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 助教 (00508179)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 中皮腫 / 病理診断 / 免疫染色 / 抗体 / 肺癌 / 鑑別診断 / 免疫組織化学的染色 / マイクロアレー |
研究成果の概要 |
胸膜肉腫型中皮腫は、肺癌、特に肺肉腫様癌との病理学的鑑別診断が困難な疾患である。本研究では、肉腫型中皮腫と肺肉腫様癌から抽出したmRNAについてGeneChip法による網羅的な遺伝子発現解析を行った。その結果、肉腫型中皮腫では肺肉腫様癌と比較すると優位にMUC4 mRNAの発現が低下していることが明らかとなった。MUC4に対する市販の抗体を用いて、肉腫型中皮腫と肺肉腫様癌の免疫染色を行うと、前者は陽性例は皆無であったのに対して、後者は70%程度の症例で陽性となった。 これらの結果から、胸膜肉腫型中皮腫と肺肉腫様癌の鑑別診断には抗MUC4抗体の応用が有用であることが示唆された。
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