研究課題
基盤研究(C)
糞線虫の感染幼虫(L3i) が動物宿主へ侵入を果たした後、どのような刺激を受け取り発現遺伝子の変化、そして形態変化がおこっていくのかはよく分かっていなかった。我々は動物宿主侵入後に発現量が急増するGFAT1遺伝子の発現調節の研究を介して、L3iの動物体内での発育再開を引き起こす刺激の本態を探りたいと考えた。様々な条件を用いて行ったin vitro発育再開刺激実験の結果を総合すると、このGFAT遺伝子発現増加には幼虫を取り巻くグルコース濃度の上昇が最も大きく関わっていることが判明し、またこの発現調節はムスカリン様受容体を介した神経伝達に支配されていることが想定された。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)
Nature genetics
巻: 48 号: 3 ページ: 299-307
10.1038/ng.3495