研究課題
基盤研究(C)
犯罪死の見逃し防止のために薬毒物検査の実施は必須であるが,すべての検体について従来法で対応することは難しい.そこで改良型QuEChERS法とフローインジェクション-質量分析法 (FI-MS/MS)を組み合わせて,全血試料の抽出から分析結果の報告までを10分程度で完了させる新しい分析法の構築を試みた.構築した分析法とLC-MS/MS(従来法)による定性結果の一致率は96% 程度であり,この分析法は幅広い薬毒物に対して迅速かつ簡便に検査が可能であることがわかった.しかし,いくつかの事例で低濃度の薬毒物を取りこぼすこともあり,犯罪死見逃し防止にはさらなる改良が必要と考えられた.
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