研究課題
基盤研究(C)
多発性骨髄腫(MM)細胞に高発現するSLAMF3・7の発現と機能を解析し、MM病態と新規治療について検討した。MM細胞では病態進行に関係なくSLAMF発現は維持されていた。SLAMF陽性MM細胞は陰性細胞に比べ増殖能が高く薬剤耐性で、病態進行に関与した。またMM細胞のSLAMF関連アダプター蛋白以外の新たな活性型アダプター蛋白を同定した。さらに進行期MMでは血清中可溶型SLAMFが高く、病勢進行に関与していた。in vitroでFITC標識抗SLAMF7抗体およびFITC標的キメラ抗原受容体T細胞の併用によりMM細胞を特異的に傷害した。SLAMFは抗体薬やT細胞を用いた免疫治療の標的となる。
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血液内科
巻: 70(2) ページ: 211-221
40020385129
巻: 70(2) ページ: 211-217