研究課題
基盤研究(C)
腫瘍における体細胞遺伝子変異のうちアミノ酸置換を伴うものは、非自己として細胞傷害性T細胞(CTL)に認識されるため、腫瘍関連抗原となり得る。以前より我々が開発しているCD40活性化B細胞を用いる方法は、10-20mlと少量の血液より抗原提示細胞とCTLの双方を樹立可能であるため、急性骨髄性白血病の治療として同種造血幹細胞移植を行った症例を対象として、これら変異に基づく抗原の同定を試みた。計2例より文書同意を得て研究を行ったが、FLT3 Y572C変異を認めた症例ではT細胞の反応が確認できず、またもう1例では対象の変異を絞り込むことができず、同定には至らなかった。
すべて 2017
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臨床血液
巻: 58 号: 5 ページ: 506-513
10.11406/rinketsu.58.506
130005690175