研究課題
基盤研究(C)
進行大腸癌に対する抗EGFR療法の効果はRAS野生型の患者に限られているため、あらかじめ生検など癌組織の遺伝子検査により患者を選別する必要がある。RAS変異は抗EGFR治療中にも獲得され、獲得耐性の重要なメカニズムの一つである。血液中から低頻度の変異クローンを検出できれば、治療経過中変異を来した場合、無益な治療の継続を回避することが可能となり、治療成績・費用対効果の改善につながることが期待される。本研究により血液検体を用いた非侵襲性RAS変異検査を確立し、病勢モニタリングや耐性変異を標的とする新しい分子標的薬の適用決定の可能性が示唆された。
すべて 2017
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)
Oncotarget
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J Cancer
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