研究課題/領域番号 |
26462976
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
|
研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
見明 康雄 東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (00157421)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 生体材料 / ヒドロキシアパタイト / 結晶合性 / 結晶合成法 |
研究成果の概要 |
本研究は、単結晶ナノチューブアパタイトの作製と生体材料への応用を目的とした。実験には湿式のアパタイト合成装置を用いた。リン酸アンモニウムを加温してアンモニア溶液でpHを調整後、酢酸カルシウムを滴下した。また、合成実験後半に結晶性を高めるため、溶液中にフッ化水素を添加した。合成された結晶中央にナノスペースの孔を空けるため、乳酸に浸漬した。 浸漬後の結晶を透過電子顕微鏡で観察すると、中央に孔の空いた棒状のアパタイトが多数観察された。結晶のc軸断面は六角形で、結晶中央には尖孔像が観察された。ラットの抜歯窩にこのアパタイトを埋入したが、治癒の促進等はみられなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒドロキシアパタイトは多方面で利用されているが、単結晶ナノチューブアパタイトは、これまで合成されたことのない全く新しい構造物で、種々の物質の吸着性があると考えられ、イオンあるいはタンパク質や薬品を吸着させて生体に応用することで、これまで利用されてきたアパタイト系物質とは異なった動態を示すと考えられる。医学的には生体親和性が高いことより、骨充填剤や生体成分吸着剤、抗菌剤や他の薬剤を吸着させ、薬物のデリバリシステムとして利用可能と考えている。
|