研究課題/領域番号 |
26463352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
平 典子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50113816)
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研究分担者 |
鳴井 ひろみ 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (10237620)
唐津 ふさ 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (20285539)
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研究協力者 |
田中 いずみ
石井 奈奈
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 外来化学療法 / 家族看護 / サポートグループ / 多職種連携 / がん患者の家族 / がん化学療法 / 家族ケア / 家族支援 / 教育プログラム |
研究成果の概要 |
成果は、(1)外来化学療法を受けるがん患者の家族に対する多職種協働による支援プログラム「がん患者と歩む家族の会」の有用性を明らかにしたこと、(2)普及を目的に教育プログラムを作成し介入したことにより(3)がん診療連携拠点病院において家族支援プログラムとして「がん患者と歩む家族の会」が採用されたことである。本プログラムでは、30人の対象者において、尾関コーピング尺度、健康の捉えシートが肯定的に変化し、プログラムの有用性が示唆された。また、支援プログラムの目標、内容、基本原則、準備からファシリテータ役割および当日のスケジュールを含むプロトコルの使用により、がん診療連携拠点病院での開催が実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん診療拠点病院では、家族に対する支援を含みがん医療における中心的な役割を担うことが期待されている。しかしながら、がん患者および家族に対する支援の多くは、看護師や臨床心理士が行う個別の支援であり、患者会や家族会のようなグループ支援体制の整備は依然として進んでいない現状にある。本研究では、支援プログラム試案のプレテストを踏まえ、がん診療拠点病院において外来化学療法を受けるがん患者と生活する家族に対してサポートグループによる支援を実施した。これにより、家族のQOL向上に貢献するとともに、がん診療拠点病院における家族支援のための社会資源として発展する可能性を含んでおり、本研究の意義は大きいと言える。
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