研究課題/領域番号 |
26610050
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天文学
|
研究機関 | 大同大学 |
研究代表者 |
斉田 浩見 大同大学, 教養部, 准教授 (80367648)
|
研究協力者 |
高橋 真聡
南部 保貞
坪井 昌人
三好 真
春日 隆
岡 朋治
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | ブラックホール / 重力レンズ / 一般相対性理論 / ブラックホールの重力レンズ / ブラックホールの直接検出 / 強い重力レンズ / 光の不安定円軌道 / ポリトロープ星 / グラバスター |
研究成果の概要 |
ブラックホール(BH)は「光も(重力波も)脱出できない程に極端に重力が強い領域」なので、天体自身が発する光を捉えるという通常の観測手段では観測できない。そこで本研究は、一般相対論によって数学的に示されている「BH一意性定理:BHは質量と自転速度だけで完全に特徴づけられる」に注目し、「BH直接観測」とは「BHの強い重力に起因する現象の観測で質量と自転速度を測ること」だと定義した。そして、BH近傍の光源が発する2本の光線がBH周囲を巡った後に遠方の観測者に届く状況を想定し、その2光線の到達時間差と強度比から質量と自転速度を測る原理を考案した。今後は、この原理を実際の観測に応用していきたい。
|