研究課題/領域番号 |
26610116
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
梶原 行夫 広島大学, 総合科学研究科, 助教 (20402654)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | ゆらぎ / 液体-液体相転移 / 非弾性X線散乱 / 超音波 / 水素結合系 / 高圧 / 液体 / 相転移 / アルコール |
研究成果の概要 |
液体-液体相転移に付随したゆらぎが系の熱力学物性に及ぼす影響を、非弾性X線散乱(IXS)と超音波法の併用による音速測定によって調べた。 水-メタノール混合系では、超音波音速(v_US)には組成依存性に極大が観測されるなどの異常が現れたが、一方でIXS音速(v_IXS)は組成・温度に対してほぼ直線的な変化を示した。この結果、系の「ゆらぎ」(=緩和強度=v_IXS/v_US)が低メタノール濃度・低温ほど大きな値を示すことがわかった。これは本系の熱力学異常が、水(単体)の低温域に存在するとされる液体-液体相転移に由来することを示唆する。
|