研究成果の概要 |
惑星物質のアルカリ土類元素安定同位体変動に基づいて、惑星表層での変成や変質、風化を定量的に議論するために、普通コンドライト隕石全岩試料(Yamato-74442, Bhola, Shaw, Peace River, Leedey, Zhaodong, Guangrao)とアングライト隕石全岩試料(D'Orbigny)カルシウム同位体分析とストロンチウムダブルスパイクの調製をおこなった。予察的な分析から、地球炭酸塩岩のDelta88Sr値が高精度で得られた。このことから、水-岩石相互作用が認められる惑星表層物質について、ストロンチウム安定同位体変動を議論できることが示された。
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